クリスマス・イヴ。ラヴ・ストーリーが輝きだすのは、すべての光が消えた時。
停電の東京で、それぞれの胸に灯った“想い"が、いま、それぞれの光を放ち、走り出す。こんな夜だから、こんなイヴだからこそ、どうしても会いたくなる。いちばん大切な“あなた"に・・・。

【大停電】という題材は、非日常的でありながら、昨今、ニュースを賑わす災害を見ていると、実は身近に起こりうるかもしれないという設定だ。そんな事態に見舞われた、しかもクリスマス・イヴの東京を舞台に、一夜かぎりの物語を誕生させた。12月24日の夜にはじまり,25日の朝までを,かつてない映像とドラマティックな展開で、そこに生きる男と女を描き出す。光が消え、キャンドルに火を灯し,自分の胸にそっと手を置いた時、はじめて見えたもの,感じたもの,そして知ったこと。本当に必要なのは、目に見える“明かり"ではなく、何かを伝えたいと思える“あなた" だった。
本作は、3つのことにインスパイアされ、創りだされた“オリジナル・ストーリー"。

2003年8月14日午後4時に北米で起こった史上最大のニューヨークをはじめとする「大停電」。まさに光が実際に消えた都市と、その瞬間に生きた人々。

そして、北米航空宇宙防衛司令部“NORAD"が全世界の子供たちに贈る、50周年を迎えたクリスマス・イベント「サンタクロース追跡レーダー」。「サンタさんは今、どこを飛んでますか」という子供たちの問いかけに、国家防衛機関がつく“素敵な嘘"と“夢"。
最後は、甘く切ないビル・エヴァンスの「マイ・フーリッシュ・ハート」。この誰もが知っている名曲が伝える、忘れられない恋・・・。






 
 
人は、大切なことほど言い出せない。友人に、家族に、そして恋人にさえ。
映画は、イヴに起こった停電をめぐる12人の男女が織り成す物語と共に、観客に問い掛けます。「本当に、見えていますか?」と。暗闇になったことがきっかけとなり、それまで話せなかったことを伝えたくなる、そんな人としての“本能"を、素直に映し出す。

うれしい話がひとつ、かなしい話がひとつ、そして想いの数だけ物語がある。登場人物は、14歳の少年から75歳まで,あらゆる世代の男と女。この12人の心の揺らめきは、キャンドルの灯り、星空の明かりに導かれ、いったいどんな朝を迎えるのか。決して一夜の出来事では終わらない、誰の胸にも打ちつける、永遠に消えないものとは・・・

かつてない聖夜は,今年のクリスマス・シーズンをロマンティックに飾ります。
ここに、全世代の観客に響く、まったく新しいオリジナル・ラヴ・ストーリーをお届けします。


 
 
イルミネーションに彩られたクリスマス・イヴ。すべての光が一瞬に消えた。

かつての恋人への想いを引きずり過去に囚われているバーのマスター木戸。

妻と不倫相手の間で揺れる遼太郎。

平凡な毎日の中、「ある迷い」に悩む主婦・静江。

身勝手な生き方をして大切なものを失った元ヤクザ・銀次。

過去を捨て、恋人を捨て、結婚によって心の平穏を求めた妊婦・礼子。

未来のない関係に「さよなら」をするOL・美寿々。

遠い上海の恋人に想いを馳せる中国人研修生・李冬冬。

初めての胸のときめきに戸惑う天体マニアの少年・翔太。

ある病気のため希望を見失っている人気モデル・麻衣子。

見つめるだけの恋からいつまでも次の一歩を踏み出せないキャンドルショップの女店主・のぞみ。

数十年連れ添った夫にどうしても言いだせない秘密を抱える妻・小夜子。

車作り一筋で余生は妻と楽しく過ごそうと考えていた義一。

暗闇の中、彼ら,彼女らの本当の気持ちが、見え出した。そして真実が語りだされる。いつしか、大切な人のもとへと走り出す“自分"がいた。それぞれの想いは、そんな勇気へと変わっていく。






 
 
おそらく、もう二度とない。そんなスタッフ、キャストが競演。
監督は、大ヒット作『東京タワー』で、恋愛映画の新しい境地を切り開いた源孝志。自ら構成・演出したNHKハイビジョン・ドキュメンタリー「N.Y.大停電の夜に」(03)にインスパイアされ、光が消えた東京を舞台に,よりスケールの大きいオリジナル・ラヴ・ストーリーを誕生させた。脚本は、TVドラマ「恋のチカラ」「めだか」でヒットを飛ばす相沢友子と源孝志のコラボレーション・ユニットである“カリュアード"。男性と女性のそれぞれの視点を、この一夜に絶妙にブレンドし、あらゆる世代のキャラクターを登場させた。

撮影監督にはフランスから永田鉄男を迎えた。02年、フランス映画の最高峰セザール賞・最優秀撮影賞に輝いた永田が、満を持して初の日本映画に参加する。誰も見たことのない東京をスコープサイズのワイド画面に浮かび上がらせ、光と影が織り成す鮮やかな映像マジックを披露する。その永田の映像に,光を射し込み、より陰影を施すのは、『ロスト・イン・トランスレーション』の和田雄二による照明だ。そして美術監督は、『ホテル・ビーナス』『恋の門』の都築雄二が、真っ暗な中にも仄かに輝く、大胆なセットを作り出した。
さらに音楽は、ジャズ界のみならず、今まさに時代をリードする菊地成孔が、映画に初挑戦し、非日常でありながら繊細さが溢れ出す空間を演出する。

真っ暗闇で輝く俳優陣は、豊川悦司、田口トモロヲ、原田知世、吉川晃司、寺島しのぶ、井川遥、阿部力、本郷奏多、香椎由宇、田畑智子、淡島千景、宇津井健。こんな贅沢な顔ぶれが実現した!個性豊かで実力派オールスターが、至上のアンサンブルを奏でる。見る者はかならず、その中の“誰か"にそっと寄り沿いたくなることでしょう。






 
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